バレる前に、と部屋の扉をしめました。

音をたてないようにベットに潜り込み、
頭の中では妹は無事か？母は？父は？犬は？
と不安でした。どうしようかととにかく考えました。

とにかく今は起きていることがバレてはいけない、老人を刺激せずに、朝になるまで耐えなければと耳を澄ませました。

すると、かすかにですが妹のいびきwと犬2匹がゴソゴソとしている音が聞こえ心底安心しました。

寝れるわけもありません。
ただ息を潜めて朝を待ちました。

しばらくすると

ギシ、ギシ、と僕の部屋の天井が軋みました。
はっと目を開き天井を凝視すると、ベットの真上に点検口があることに初めて気が付きました。

まさか、と思うと
ガコン、と点検口がずれ動きました。