一方、そのような怪異を忘れるくらい忙しい毎日を過ごしていたNが、夜、バイト先から家へ帰るとき、異変が起こる。

家へ帰るはずなのに、なぜか足は駅とは真逆の方向へと勝手に歩いてしまう。それも、早歩きで、なにかを求めているかのように。