まじで田舎だから道路から外れたらすぐに山がある。俺たちは山の茂みに隠れた。

とにかく怖かった。本当に死ぬんじゃないかと思った。Aと震えてると、少し後ろの方で足音が聞こえた。

なんか、ザーッザーッて、足を引き摺って歩いてる感じ。なんかブツブツ言ってるのも聞こえたし、あ、おばさんだって思った。

最初はなんか呪い的なのを唱えてるのかと思ったけど、よく聞くと犬のおまわりさんを歌ってた。
今改めて思い出すとカオスな状況だが、あの時はもう何でも怖かった。