穀潰しの語源は日本らしく「穀物を潰す」から来ています。
現代ほど安定して食料が収穫されていなかった時代は、農業に協力的ではないのに
食べることだけは人一倍の人に対する風当たりは現代よりも強いものがありました。
そのため「せっかく収穫した穀物を潰すようになくしてしまう」という表現から
「穀潰し」という言葉が生まれたと言われています。
「穀」を「こく」ではなく濁らせた「ごく」と発音することからも、
穀潰しに対する侮蔑の念が強く含まれていることが感じ取れます。
あなたの子どもが穀潰しならば、将来的なことを考えて全く関与しないというわけにはいかないでしょう。
勉強できる場を提供したり、家事や仕事に取り組めるように監督する必要があります。
しかしながら、あなたの兄弟や友人が穀潰しだった場合、あなたがストレスを抱えてまで穀潰しを改善させる必要はありません。
もちろん、穀潰しの生活の面倒を見る必要もないでしょう。
穀潰しと一緒にいることがストレスになるのであれば、関与しないように穀潰しから距離を置いた生活をしても良いのではないでしょうか。
穀潰しが周りにいる時は、学校の校則のようにルールを決めるようにしましょう。
たとえば就職活動をせずにニート生活を満喫している子どもに関しては「月に3社に履歴書を送る」などの具体的なルールがおすすめです。
仕事もしていなく、買い出しなどの家事をしていないと一日中家の中、しかも自分の部屋に引きこもり状態になってしまう人も珍しくはありません。
部屋の中は安心できる場所ですが、ずっとそのままでは穀潰しからの脱却は難しくなってしまいます。
引きこもり状態になっている場合は、少しずつでも良いので外に出るようにしましょう。
可能であれば、買い出しに同行したりおつかいをするなど店員さんとでも話せるような外出が望ましいです。
引きこもり状態からの脱却が、穀潰しからの脱却にも繋がります。