卒業はしていたためとにかく実家にいるのが嫌ですぐに一人暮らしを始めた。
仕事を知り合いの経営しているデリヘルでドライバーをさせてもらった。
幸い一人暮らしを通常の暮らしを取り戻し始めていたため徐々にあの出来事も
過去の記憶となっていた。

その日も店から連絡を受け女の子を車へと乗せホテルへと送り、ホテルの近くで待機
していた。
そのホテルは山の麓にポツンとあるホテルで辺りには何も無かった。
用を足したくなったため車から降り、用を足していると何故か左側から視線を感じ
振り向いた。

道の先に何かが居る。
ポツンと小さな影がドンドンと大きくなってきた。
ある程度大きくなってくるとだんだんと姿を捉えることが出来るようになってきた。
あの女だった。
全身を初めて見た。
身長は3M近くあったように思える。
とにかくでかかった。
走っている上半身がぶれてない。