さすがにトンネルの奥へ行く勇気は無かったので、トンネルの入り口で
4人で手を合わし心の中でとにかく謝罪した。

女性陣も留守電を聞いていたので、泣きながら手を合わしていたのを
覚えている。

そして帰路へ着き、おのずとその時のメンバーとは会わなくなっていった。

そして卒業式も無事終わり数か月後、あの恐怖体験が過去の記憶となった
こともあり久しぶりにあの時のメンバーで遊ぼうということになり
4人で深夜から朝方までラウンドワンで遊んだ。

その帰り道
Aの運転で暫く帰っていると車のスピードがどんどん上がっていった。
下道で時速100キロを超えたあたりで自分がAに
「お前いい加減にしとけよ」と声をかけAを見ると
Aが涙目になりながら正面だけを見ていた。

更に加速する車、メーターは120キロを超えていた。
あまりのスピードに女性陣が悲鳴を上げる。
「おい!!!!」と怒鳴るとAが「後ろ!後ろ!!」
と声を上げた。