ホーンを鳴らしゆっくりと車を進めていった。
自分は車内からカメラで撮影し続けた。
トンネルは思いのほか短かった気がする。
ただ出口を出た先の道路の崖側にガードレール等が無くそのまま
進むのは危ないってことでバックで戻っていくことにした。
その様も自分はずっと撮影していた。

暗いながらもなんとか入り口に戻りなんとかUターンして帰路に
着いた。
とにかく不気味で心霊スポットに行き慣れた自分たちもずっと沈黙になっていた。
大通りに出ると張りつめていた空気も無くなり、撮影はばっちり出来たので
Aの家で見ようってことになり
コンビニで夜食を買いそのままAの家へと向かった。

Aの家へ到着
早速みんなでAの部屋へ行き、電気を消して夜食を食べながらビデオを再生した。
獣道っぽい林道も撮影していたので「この道マジでやばかったよなぁ」とか話していたのを記憶している。

画面は切り替わり、トンネル入り口からトンネル内を進んでいく。
それまでは特に何も無かったんだけど出口を出た所で、一同が同じものを見て「えっ…」って声に出していた。