その影は僕の点滴をいじり始め例のように点滴の機械を止めます。
新人さんならまだしも、目線の先にいるのにハゲおじさんはなぜ気が付かないんだと思っていると点滴から血が溢れ出るのです。
今思うとありえない量の血なのですが、当時はもうありえない事も信じちゃってました。血は病室に飛び散り、それだけではなくカサを増して行き、死を悟った瞬間に目が覚めました。

どうやら金縛りにあっていた様で、手を強く握っていたとの事。