怖くて泣きそうになりましたが、クマちゃんを不安にさせたくない一心で耐えきりました。

その後、数日の間奇妙なことも無く、変なものが見えるでも無いし聞こえるでもなく平穏に過ごしていると、ついに腎生検という、ぶっとい注射針を腎臓に刺す検査の日になりました。

その検査後3日は動けなくなると言われ、個室に移動されるとも聞きました。
クマちゃんを1人にする事に謎に罪悪感を感じながらも僕は検査を終えました。

ちなみに麻酔してもクソ痛かったです。

用も自分で足せない、地獄みたいな3日が終わり、ようやく歩ける日になると、なんの音沙汰もなくクマちゃんは居なくなっていました。
看護師さん曰く「もう退院した」そうです。

そういえばクマちゃんのご両親1度も見た事ないなーとか思いましたが、それよりも先に来た感情は悲しみでした。
本当にこの入院期間、実の妹のように仲良くしていましたし、正直入院で気が滅入っていた中の癒し(?)みたいな存在でしたから、なんの挨拶もなかった事やもう会えない事に涙がポタポタ落ち、また腎生検後というのもあり、泣く→痛い→泣く→痛いを繰り返してた記憶があります。