このふたりは2015年11月にSARSウイルスのスパイク・タンパク質をコウモリのウイルス(SHC014-CoV)のものと取り替えて新しいウイルスを作り出すことに成功しているが、その前年の10月、アメリカのバラク・オバマ政権はそうした研究に対する資金の提供を止めている。

そこでアンソニー・ファウチが所長を務めるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)は「エコヘルス連合」のピーター・ダスザクを介し、石正麗へ資金を提供するようになった。