>>967
では説明しよう

もともと日本の神の概念は自然崇拝で
神道における神の概念というのは「人並ならぬもの」という定義がされている
自然に人間は勝てないでしょ?多くの自然の恵みもあるけど、怒らせるともうとんでもないと
大昔に日本にはオオカミが居たんだよね、日本オオカミとかさ、こういうのも群れで来るから人間には太刀打ちできない事が多かった
オオカミも「カミ」で昔は成立してたんだよ

もののけ姫はそこらへんよく調べたんだなと思うよ
やがて「テリトリーを守るモノ」という概念も入ってきた
ここにオオカミとかが「山の神」だとか、川は川で「川の神」という「テリトリーを守るもの」という定義も加わっている

別のルートで、ギリシャ神話のような「人並ならぬ足の速さ!」つってアキレスが神になったり
「とんでもない力の強さだ!」つって「人並ならぬ足の速さ、人並ならぬ力の持ち主」と、こういうのも神になった。

で、テリトリーを守る神だが
「大岡越前の守、〇〇近江の守」とか。「守る」と書いて「カミと発音するんだけど、これは同じなんだよね
「その場、テリトリーを守り取り仕切る者」山の神や川の神のようにね

江戸時代になると、旅館や料亭というテリトリーを取り仕切る女性も「女将さん」といって「おカミさん」と発音するでしょ
自分の家というテリトリーを取り仕切る女性を「カミさん」と日本にではいうんだよね

日本は天皇の威光で納められてるので、今でも警察や役人なんかは「オカミ」と呼ぶんだよね
日本というテリトリーを守ると

こういう歴史を辿ってる
西洋の歴史で日本の神を考えたらたぶん理解は難しいと思う