俺は、思わず構えてた銃を下ろしたんだ。あまりにも現実離れしすぎて、幻覚でも見てんじゃないのかってね。
足元のコケの石の道は、その祠に続いてた。

しばらく見とれていると、その少女と目が合ったんだ。
俺は、何もできなかった。思考が完全に止まってた。

すると、その少女は祠を降りてゆっくりと俺に向かって歩いてきた