母はしきりに「大丈夫だから」と言ってくれた。
(小さい頃から片親なせいで、母と親と混合して使ってしまってるわすまん、全部母親や)
「(この扉を開けたら何がいるんだ...)」と震えながら自室のドアを開けた。

そこには隣の部屋(扉が閉まっている)と隣の部屋にあるはずのプラスチックのゴミ箱が転がっていた。
俺はそれを見て「扉が風で閉まった時に、ちょうどゴミ箱が挟まって飛び跳ねたんだな」と思ったが
一瞬でその考えも打ち砕かれた。