親は見えるというより、故人の話してると触られるって程度。
霊感があるからと言ってちゃんとした知識があるわけじゃない。
それに母は「生きてる人間は一番強い」って言ってくるタイプの人間

震える声で状況を説明すると「私が付いてる、大丈夫だから振り返ってみなさい」と言ってくれた
気の強い母で良かったと心から思えた。
勇気を出して振り返ると、いつもと変わらない自室。
「俺の部屋は大丈夫そう...」と少し冷静さを取り戻した声で言い、問題の隣の部屋を見に行く。
俺は「もしかしたら、帰ってきた時変死体になってるかも知れんな...」とか言いながら入り口の方に向かった