女性は、子どもを産んで母になると「強くなる」。
未婚・未産の女性は、年齢を重ねていくと「きつくなる」といわれる。
子どもを「産んだ女」と「産んでいない女」の違いについて探究していくと、
決定的な違いがあることが分かった。
妊娠・出産すると脳の一部の領域で灰白質が小さくなり、
女性の脳が物理的に変化することがわかった。
子どもをもったことがない、
もしくは妊娠をしたことがない女性のすべての被験者では、
灰白質に変化は見られなかったという。
母親になると脳内から分泌されるホルモンがある
脳の物理的な変化だけではなく、
出産や育児によって「オキシトシン」というホルモンが
脳内から分泌されることがわかっている。
母になりオキシトシンの分泌量が増えることで、
母性本能が強まり親子の絆が深まる。
と同時に、子どもを守るために、
他の人に対して攻撃的になる作用もでてくるとか。

女性は子どもが産まれた途端、強くなったといわれるのは、
出産することで「女性脳」から「母親脳」へと
脳内変化が起きることが、原因のひとつとして考えられそうだ。

未産で子どもがいない“おこなしさま”の脳は、
とくに目立った変化が起きないが、
ホルモンバランスの変動が身体に影響をもたらすことがある。

子どもがいないため、男性と同じように肩を並べて働く女性が多く、
不規則な生活や仕事でのストレスなどから、
ホルモンのバランスが崩れがちになる。
すると、女性ホルモンよりも
男性ホルモンの「テストステロン」が優位に働いてしまう。

社会の第一線で働いている女性は、
テストステロン値が高い傾向にあるといわれている。
逆に結婚、出産によって、テストステロンが低下することも指摘されている。

テストステロンは、興奮状態にあるとき、
集中力が高まっているとき、イライラしているときなど、
激しい感情が変化したときに分泌される。
未婚・未産の女性がきつくなってしまうのは、
テストステロンが強くなっていることが原因かもしれない。

また、テストステロンは孤独願望が強くなる働きがあるともいわれている。
誰からも干渉されず、一人で過ごす“おひとりさま”が好きな女性は、
男性ホルモンが多い可能性が考えられる。

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