彡(゚)(゚)「おや…廊下の外、今度はでっかいプールや、水が緑色やな」

彡(゚)(゚)「なんか人型のもんがたくさん浮いてる、ロボットには見えへんけど…」

司会者「あまり見んほうがよろしいで」


(´・ω・`)「質問なんですが、暗示がどうとか言うのは?」

司会者「この生活は長続きしますけど、それでも何十年もやってれば流石に飽きてきます」

司会者「なので定期的に記憶を消して、この生活は義務や、何も疑問を持たずにいるべきや、という暗示をかけるんですわ」

司会者「まれに、自然に暗示が解ける人もいまして、そういう場合は2010年代ぐらいからごっそり記憶が消えるようですな」

彡(゚)(゚)「今のワイらの状態やな」

司会者「ちゃんと処置を受ければ思い出せますわ」

彡(゚)(゚)「……」

司会者「つきましたわ、ここの医務室に記憶のなんや…難しい名前の機械があります」

司会者「せやけど、この廊下を真っすぐ行くと、スタッフ用の出口から外に出れます」

彡(゚)(゚)「選ばせてくれるんか?」

司会者「記憶の処置は本人の意思がないとあかんのです、外に出るのも自由です。外を見てから戻ってきてもよろしいで」

(´・ω・`)「……外の世界に、普通に生きてる人はいるの?」

司会者「いますで、でっかいロケットで太陽系から出ようとしてる人とか」

司会者「不老不死を拒否して畑とか作ってる人もおりますわ」

司会者「ただ、そういう人らは全部集めても1万人ってとこですな」

彡(゚)(゚)「……」

(´・ω・`)「……」


外に出る? 出ない? ↓