彡(゚)(゚)「ど、どうしたんや? 新聞が休刊になるのは珍しいかも知れんけど、別に……」

(´・ω・`)「そうじゃない…デイリー・テレグラフ紙はイギリスの新聞だけど」

(´・ω・`)「その創刊はえーと……クリミア戦争の頃…そう、たしか1855年だよ」

彡(゚)(゚)「?」

(´・ω・`)「それが617年間のご愛顧って…」

(´・ω・`)「つまり今は、少なくとも西暦2472年以降だよ!」

彡(゚)(゚)「なんやて!?」

彡(゚)(゚)「も、もう驚くのも疲れたけど、どういうこっちゃ」

(´・ω・`)「……僕たちの記憶は21世紀初頭のものなのに」

(´・ω・`)「僕たちはここで400年近くも…?」

彡(゚)(゚)「せやけど新聞が役割を終えたってのも変な書き方やな、犯罪がないとか、不安がないとか」

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「いろいろ、可能性は考えられるけど、これ以上は考えても仕方ないね」

(´・ω・`)「ここを出よう、外は森だったし、少なくとも冬じゃなかった、出てしまえば何とかなる」

彡(゚)(゚)「せやけど、ドアには鍵が…窓から逃げるんか?」

(´・ω・`)「こっそり逃げるとは言ってないよ」

(´・ω・`)「火事を起こせば、お客は外に出さざるを得ないでしょ?」

彡(゚)(゚)「えぇ…(ドン引き)」