不動産関係してる兄と自分が体験した話です。

某O線のK駅にある、とある物件(集合住宅)の引っ越しに立ち会うことになった兄。
出ていく家族から鍵を預かり、最後に家の中を見て回っていた。

すると突然、誰かが駆けてきてトイレに入った音がしたらしい。
家族の誰かが便意もよおして戻ってきたのかと思い、しばらく待ったがトイレから出てくる気配がなかった。

長々と待ったが出てこないので、声をかけてみることにしたらしい。
兄は割と天然なところがあるので『具合でも悪いのか??』と心配になり、ノックして「大丈夫ですか?」と声をかけた。

しかし返事はない。

再度「大丈夫ですか?」と声をかけ「開けますね」と断ってからドアを開けるも中は無人だった。

ここで家の鍵が閉まっていて、且つその鍵を自分が持っていたことに気付き、途端に寒気に襲われたらしい。