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しかし、実は「仮面のB子」の正体は、「B子」という少女の名義を借りて入れ替わっている「D子」という別人
2年間のインディーズ時代は本物のB子が素顔で活動していたのだが、メジャーデビューを目前にしてB子にトラブルが発生したので、替玉としてD子が起用されていたのである

そして物語中盤で、行方不明になっていた女子高生の他殺遺体が発見される
彼女の身元は、「アイドルのB子」と報じられた
(そしてチャイニーズ・マフィアの娘などではなく、とある大物芸能人の娘だったと明かされる)
本物のB子に起きたトラブルとは、死だったのだ

こうして替玉D子の存在が世間に露呈し、事務所は記者会見を開いて釈明する

そして事件のあらましがA子の視点で語られていく
ほぼ容姿だけでインディーズアイドルのセンターという座を掴んだ美少女のA子
しかし、同じグループのメンバーとなったB子は、生まれつきスペックが高く、そのスペックに胡座をかかない努力家で、血筋も良く、「本物のアイドル」としての素質を全て持っていた
そしてメジャーデビューが決まった時、事務所のプロデューサーは「B子をセンターに代えろ」と指示した
A子の中で、B子への嫉妬が殺意へと変わった