人間は水と一緒で同じ場所にとどまると澱む
これはもう感覚的にキモチ悪い、理不尽だなって感じていた事なんだけど、
ずっと土地にとどまると価値観の視野がコミュニティ内で完結するようになる、世界観が極端に狭くなる
それによって想像力が鈍くなるんだよ
仮に10人の中で一番になろうとしたら、ライバルは他の9人
この9人だけを観察し、弱みを握り、駆け引きを行う
理解する相手はそれだけでいい
でも外部に出て視野を広げると数億人と競わなければならなくなる
10人相手だったら9人を蹴落とせば済むが、億相手にそんな政治力で戦いを挑むのは無理だ
億を蹴落とすのはどう考えても不可能、トップになれるわけがない
だから、スケールを大きく取ると人は自ずと謙虚になる、競合せずオンリーワンを目指す、他人ではなく自己を見つめる
クソみたいなマウントの取り合い、仲間外れ、イジメなんて億相手には意味が無いからな
旭川のイジメ殺人事件は、閉塞されたコミュニティ故に起こった事件だ
彼らはおそらく内面的な価値観として、マイノリティに対する迫害に罪悪感を抱けないと思う
それは、閉塞された小さな世界では当たり前の感覚だからだ
彼らは自分達の価値観、アイディンティティを守ったに過ぎない
コミュニティが小さければ小さいほど、隣人に対する力学は重要であり、弱者が必要だ
人口が少なかった頃の古代人は神に生贄を捧げ、自分に害が及ばない事を祈った
だからあれはそういう事なんだよ