そんな感じで、自分は当時その家が怖くて気持ち悪くて、嫌いで仕方なかった
一人で居るのは特にな。一番嫌いなのは土曜日。半ドンといって、午後1時くらいに
自分だけ家で昼飯を食わなければならず、他の家族が戻ってくるのは
早くて3時〜夕方6時。ある日の事、怖いのでTVをつけながら漫画を読んで
時間が過ぎるのを待っていた。うつ伏せの姿勢。漫画はビーバップの4完だっけか?
巻頭に順子か何かのエロイラスト載ってるやつ。そこを見てた時の事だ。
例えて言うなら悪魔くらいしか想像もつかん、今までに全く聞いた事の無い
何かの声が大音量で部屋の中にこだました
「・・・ゲゲゲゲゲゲゲゲぇぇぇぇぇ〜〜〜〜!!!」(エコー付き)
自分は声もあげず、リビングの冊子をブチ開けて外へ飛び出した。
外は静かで良い天気の午後だった。その時同級生の友達が自転車でソロバンに行く所
に出会う。同級生は裸足の自分を見て「何しとん?」自分はこう言った
「なっ・・さっき、赤ちゃんか何か通らなかった!?」
結局夕方まで家には入れなかった。そして母にその出来事を必死に話したのだが
全く聞いてくれず、「あぁ...よくある映画と同じ。大人って本当に話信じないんだ」と思った。