右手で、大丈夫だ引っ込んでろというサインを母上に送り、オッサンに促されるまま空き地を隔てたお稲荷さんに歩いていきました。

百均のでごめんねというオッサンが用意してくれた椅子に座ると、キンキンに冷えた、私が好きなミルクティーを車から持ってきてくれました。おっさんの高級車には、どうやら小さな冷蔵庫が常設されているようなのです。

30分ほどの会話でしたが、いろんな話をしました。
オッサンの不思議な雰囲気に、すっかり飲まれてしまった気がして、オッサンの話を聞くよりも、自分自身の話をスラスラと語ってしまった気がします。