私「Bさんやばいんちゃうの?」

父「いや、」

写真をじっと見て少し考え込む父に、何てものを見てしまったんだろうと私はほんの少し後悔していた。

父「Bさんは大丈夫」

私「大丈夫なん!よかったぁ」

会ったこともないBさんの安全を聞いて、私は安堵した。やっぱり心霊写真に見えるだけで、光の加減か何かで写っていないように見えるだけだろう、なんて思ったのだ。

そんなとき、少し離れた所にいた妹が口を挟んできた。

妹「Bさん“は”?」

Bさん“は”大丈夫。普通に聞き流していたが、これではまるで他の人はよくない、みたいに聞こえる。