「悪」の象徴、サソリ

キリスト教絵画の中で十字架に架けられるイエスの周りにいるローマ兵を表す「サソリ」だ。イエスはローマ帝国への反逆罪で処刑されたのだから、キリスト教者にとってはローマ兵は「悪」そのものだ。また、荒野で修業をする聖人たちを誘惑するシーンでも、サソリが誘惑者代表として登場する。