ナイトピープルのキーボードは
聴こえないくらいの音量から段々と
大きくなるように計三回は必要。

鬱積した人間達がその曲を聴いて
さも、夜行性になるように、な。

聴いた途端、身体が疼いてバイクで
闇夜を疾走し出すくらいの催眠効果が
ナイトピープルに潜んでたはずなのに
その可能性を台無しにしてしまった。

そう云う意味で中島みゆきの夜を往け、
に完敗している。

書を捨て町に出よう、と云うのがあるが、
テレビを消して夜を疾走しよう、だ。

と云うのも、これまた冗談。

誰も、他人の事を気にしないのが
現実の世界であります。