前回2016年のリオデジャネイロ五輪では、ジカウイルス感染症(ジカ熱)が問題となり、WHOが緊急委員会を開いてリスクを評価。米疾病対策センター(CDC)も当時の長官が「大会を中止または延期する公衆衛生上の理由はない」と表明した。

 だが、東京のオリパラではこうした動きは出ていない。同誌は「五輪に向けて世界的な話し合いが必要」という題の論説で、「WHOは開催するべきか言及を避けている」と指摘。CDCには、同誌が大会への態度を明らかにするよう何度か求めたが、応じていないことを明らかにした。