シュメールとフルリ人の太陽神アンと、その息子エンリルの性質を引き継ぎ牛の角を持つアーリア人の神ミトラ。
フルリ人の国家ミタンニ(ミトラ+アン)王国出身の王妃ネフェルティティはアマルナ宗教改革において故郷の神をエジプトへ持ち出し
偶像崇拝の禁止を理念にエジプトの神々の上に君臨する唯一神アテンとした。改革は失敗したが偶像崇拝や子供の生け贄を奨励する
バアル神を嫌悪しており改革の理念に共鳴したモーセのレビ族が打ち捨てられたアテンを拾い上げヤハウェとなった。
一方でミトラはゾロアスター教の太陽神としても復活したもののヴァルナ=アフラ・マズダーに至高神としての座を奪われ地位は低下、
ペルシャへのメディア神官団の流入などバビロニアの占星術の影響によりミトラはバアル神との習合が進み本来の性質からかけ離れた存在と化した。
バアル神に乗っ取られる前に姿を変え東方へ逃げ延びたミトラが変じた存在が弥勒菩薩となった。
東方へは遅れてバアル神そのものと化したミトラス神が東方ミトラ教として流入し、漢民族の道教に溶け込み弥勒教と激しく争った。
この戦いは日本国内では古くは秦氏と蘇我氏、近年では薩摩、長州と会津の戦いとして継続している。