【社会】「スマホは現代のアヘン」スマホの依存性を世に知らしめた『スマホ脳』 上半期ベストセラー1位[新書部門]

 6月1日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『在宅ひとり死のススメ』が獲得した。
 第2位は『スマホ脳』。第3位は『どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち(2)』となった。

 2位の『スマホ脳』は同じく6月1日に発表されたトーハン調べの2021年上半期ベストセラーでも新書部門で1位、総合部門で3位に輝き、2021年上半期を代表する一冊となった。同書はスウェーデンの精神科医がデジタル・デバイスの使いすぎに警鐘を鳴らした一冊。最新の研究成果からスマホの便利さに脳が依存してしまい、体や心に様々な悪影響を及ぼすことを解説している。「脳がスマホに操られている」、「スマホは現代のアヘン」、「スティーブ・ジョブズでさえ、我が子にIT端末を持たせなかった」など衝撃的な事実が提示され、多くの人にスマホの依存性の高さと健康への影響を知らしめた。3月には日本テレビ系バラエティ番組「世界一受けたい授業」に著者のアンデシュ・ハンセン氏が出演し、大きな話題となった。