油を注ぐという行動は元々羊飼いがする物でした。羊の毛の中にシラミなどの虫が入ってしまう事がしばしばあり、これらの虫は羊の耳に入り込んで羊の死因となる事があるのです。
ですから、古代の羊飼いたちは羊の頭に油を注ぎ、虫が油で滑るようにして虫が羊の耳に入る事を予防していました。これから油を注ぐという行動は祝福、守りと力を与える事の象徴となったのです。