御坊さん「なんで呪いの類だと分かったんですか?」
私「どう考えても、赤い封筒は常用しないから」
御坊さん「貴方に何か違和感や変化は起こりましたか」
私「私はなんでもないです」
御坊さん「そうですか、どんな感じだったか知りたいですか?」
私「教えて頂けるなら是非」

そういうと、御坊さんは軽く尋ねて来ました。

御坊さん「最初に来た時に幽霊が見えたのですが、吊り目の黒髪女性でした。顔付きは日本人に似てました」
私「はいはい……え?突拍子すぎませんか?」
御坊さん「事実そうなので。赤い封筒のせいだと思うのですが、爪や髪みたいなのと言っていたのは本当ですか?」
私「手触りを聞いた感じでは多分そうかと」
御坊さん「とりあえずお祓いはしたので大丈夫とは思いますが、何かあったら御連絡下さい」
私「分かりました、それでは」

と電話が切れたので、友人に今話した内容を伝えようともしましたが呪われたと言われた本人は落ち着かないだろうし、明日改めて話す事にしました。

ただ、その夜は正直ゲームもする気が起きなかったのです。意外にも呪いってのは融通が効くらしく、今日の中心点だったその呪いについて調べました。

赤い封筒、SNSで見かけたなあと思いつつこの単語を調べたら一つの呪いに辿り着きました。