次の日の昼食はゆっくり出来るので、友人にその事を話しました。

私「____というわけなんで」
友達「3000円も払ってお祓いするのって馬鹿みたいだと思ったけど、御坊さんが結構鬼の形相で」
私「呪いは本当のものもあるし社会勉強代だと思って今後変なものは拾わないようにしないと」

かなり心配したのもあって、少し早口で喋ってしまったのかもしれません。しかし友人は軽口を言ってたりします。

友人「心配しすぎなんだよ、確かに怖かったけど」
私「じゃあ二度と変な事に巻き込まれないように言い方を変えてみよう。アイスは好きか?」
友人「うん、大好き」
私「パピコは一つ何円だ?」
友人「150〜160円くらいだな」
私「お祓いに必要な金は?」
友人「3000円」
私「見も知らない上に実体無くてヤれない女のせいで君はパピコ20個分、計40本損したんだぞ」

友人は、少し参ったように言いました。

『俺のハーゲンダッツ10個が……!』

食の恨みは霊をも超える力があると信じてます。