祖母の家での話
九州の方で、途中から船に乗らなきゃ着けない島に祖母の家はあった。
祖父母の家は昔は地主?みたいななんかわりと偉いって聞いたけどまあそこらへんはよくわからない。
割と広い家だったってのもあって俺はそこに行くたびに割とはしゃいでた。
ただ、俺は絶対に2階には近寄らなかった。
なんとなく感覚で怖いなーって思うくらいで、
よくある怖い話みたいな「ここには近寄るな!」って言われたことも無い。
俺達の家族は1階の仏間で寝て、2階には他の親戚が寝るからそういうことはないんだけどな。
2階には客間もあったし、叔母の寝室もあったので、
まあ単純に1階にたくさん人がいて騒がしいのに
誰もいない2階が静かで怖いってことだったんだと思う。