それで、「人の優しさを利用する」というのは、誰しも無意識に行っている行為でもあります。
人に道を聴く場合でも”いい人そうな人間”から道を聴くことからしても、人間は人の優しさを通じて、自身に必要な何かを得ようとします。
愛は全てを与えてくれるという言葉はその通りで、人間の中に備わる愛(優しさ)は他の人に必要なものを提供するパイプになっており、そのパイプは使えば使うほどに大きくなります。
そして、与える側の優しさ(パイプ)は使えば使うほどに、相手にとってより価値のあるものを提供できるようになっていきます。
人に優しさを与え続けることで知性が向上する過程を、別の表現でするとこのようになります。

こうしたベースの原理がありますので、与える側が本質的な意味で損をすることはありません。
例えば、僕がこの掲示板で無償で誰かのご相談に乗ったり、情報提供をする事は僕自身にとってプラスになる事はあれどマイナスになる事は無いです。
(ここでの活動が出来る内は、という条件付きなのですが)
相手に”利用してやろう”という魂胆があっても、仮に、僕の信頼が失墜するような出来事が表向き起こったとしても、です。

同様に、みみ様が誰かのために何かをして利用されたとしても、相応の埋め合わせはあります。
みみ様のした行為が尊ければ尊いほど、世界がその価値を長期的に証明し続けてくれます。
しかし、対人関係・金銭面など、物的な意味での損失は目につきやすく、それに対する辛さはあると思います。
ただ「騙されないようにしよう」という思いを強める事では騙される事は防げません。