宇宙意識を持ちコードネームで本をリリースするなんて何と斬新なのだろうと思った。アセンションのテーマが「ゲームの終焉」とあり、私たちが当たり前と思い価値を置いているものがまやかしで気付いた者からそこから転換し抜けるべきあり方を指導している。
経済の崩壊や食料難を乗り越える為の不食の勧め、知る権利を旧約聖書から引用する等幅広く面白い。だがゲームの終焉は崩壊を意味し、すべてを「空」というネガティブフィールドに戻す為にあらゆる天変地異やそれに伴う大変化が起きるとある。
そのシナリオが中々リアルに感じられ恐怖を感じるのだ。特に印象に残ったのは2012年の12月22日には物理的な次元においては何も起きないが、脳が高次の意識の指示の下に機能してイメージ通りの世界に推移している人と、いつもと変わらない朝を迎え大変化の波に呑まれて寿命を終える人とに分かれるという処である。
私たちはこの世に生れ出る前にゲームを終わらせる為に賛同しているとある。しかしあとがきにおいてこれから地球が体験するであろう様々な出来事はあくまでも最悪の場合を想定して記しているが、私たちの愛の力如何によって最小限に食い止めることが出来るとあり、少しは救いがあるのかとほっとした。