こうした実態が知られると、WHO(世界保健機関)は責任回避のつもりなのか、​昨年12月14日にPCRのCt値を高くしすぎないようにと通告​している。

今年1月22日に日本の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は「医療機関・高齢者施設等における無症状者に対する検査方法について(要請)」の「別添2」にCt値を30〜35にするよう書いている。こうした厚労省の指示が守られていればCt値は35までのはずだが、実際に使われている数値はどの程度なのか不明だ。