「スペイン風邪」はインフルエンザだということから、肺炎の原因はインフルエンザだと思っても不思議ではないが、実際は違ったようだ。アメリカのNIAID(国立アレルギー感染症研究所)の研究者が2008年に発表した論文によると、1918年から19年にかけて死亡した人の死因は細菌性肺炎だったという。その細菌がどこから来たのかは不明だが、髄膜炎のワクチンが原因ではないかとする仮説もある。