* 気持ち悪くて、その部屋で寝られるわけもなく最低限の荷物だけ持って友達の部屋に戻ることにした。
* 友達は明日も学校があるからとさっさと寝てしまったが、俺は恐怖と興奮で当然寝られるわけもなくなって、今に至る。
*
* 何でこんなことになったのかと思い返すが、今までの人生で霊的な出来事は一切なかったし、そういう類の力や能力も皆無。どこかいわくのある場所に出かけたり、まじないの類もしていない。部屋の辺りは本当に墓地の一つすらないような平々凡々な住宅街で、思い当たる節が何もない。
* だからこそ、逆に不気味でたまらない。
*
* 友達がそばにいるのと、ようやく外が明るくなってきたしから、少し安堵感がある。
*
* オチもないし、本当に何だったのか一切わからないが、一応書き留めておく。。