今から100年ぐらい前の話ですね。

結核が不治の病だったから
山のふもとの一画に
感染者たちは
隔離されました。

つい最近までは健康そのものだった人が
血吐いてゼェゼェ言いながら
やせ衰えていくのを見てるしかない
わけですから
当時の人らには
恐怖そのものだったでしょう。

次は自分が罹患するかもしれない
となった時に
恐怖にかられた民衆らは
一つの決断をするわけです。

結核に感染した者たちは
見捨てられることになりました。