天気の子、太陽神とその子孫が治めているという公式設定の日本において、
愛する娘の命のほうが大事だからこれからずっとこの国を雨にします、という帆高の選択は日本人の精神世界においてかなり革命的だなといま気づいた。
帆高は太陽を殺したんだ。
でも神殺しをしたのに命を奪われるような大きな代償はなく、愛する娘と結ばれることができた。
映画を見た人間からの大きな反発もない。

日本の最高神はあの映画で死んだんだ。