ワクチンの製造に使われた猿の腎臓にエイズの原因になる病原体が含まれていたとする説も存在する。アメリカでエイズが社会的問題になるのは1980年代に入って間もない頃。そうした中、1984年に免疫学者のアンソニー・ファウチがNIHの下部機関、NIAID(国立アレルギー感染症研究所)の所長に就任した。