無職は勝ち組
この言葉を聞いて民衆はどう思うだろうか。 「働かない時点で負け組だ!」とか
「底辺の分際で何を言う」とかその程度であろう。
私は無職としてこの愚鈍かつ浅ましい考えに真っ向から否定してみせよう。
否定するに足る理由は大きく二つある。
1つ目は「資本主義であるが故に無職は勝ち組」ということだ。
かの有名な経済学者であるマルクス氏の本である「資本論」では
資本主義社会をこう説いている。 「資本主義社会の中においては、
人やカネに働かせる資本家と、労働力を商品として資本家に売るしかない
労働者の2つに分かれる」 この論理からすれば、一般人に勝ち組とされる医者、
弁護士、官僚等、これら全ては労働力を商品としている負け組へと成り下がる。
しかし無職はどうだろうか。 国民に働かせる生活保護受給者、
親に働かせるニート、カネに働かせる投資家等、全ての人やカネに働かせている。
おお、なんということだ! 資本主義社会では無職は資本家階級であり勝ち組ということになる。