さんぜん世せ界かい  一いち度どに開ひらく  梅うめの花はな、  艮うしとらの金こん神じんの世よに成なりたぞよ。
 梅うめで開ひらいて松まつで治おさめる、神しん国こくの世になりたぞよ。
 日本は神しん道とう、神が構かまはな行ゆけぬ国であるぞよ。
 外がい国こくは獣類けものの世、つよいもの勝がちの、惡魔〔 空あく間ま 〕ばかりの国くにであるぞよ。
 日本も獣けものの世よになりておるぞよ。
 外国人にば・か・されて、尻しりの毛まで抜かれておりても、まだ眼めが覚さめん暗くらがりの世になりて居るぞよ。
 これでは、国くには立たちては行ゆかんから、神が表おもてに現あらはれて、三千世界の立たて替かへ立たて直なおしを致いたすぞよ。