それから、3日たって僕はまた奇妙な夢を見たんだ。真っ暗な迷路の中、ずっと何かに追いかけられる夢だった。
何に追われてるのかは解らなかったけど、捕まったら行けない事だけは何となくわかってて必死に逃げた。その夢も、裸足だったんだけどやっぱり足裏から伝わる床の感触が凄くリアルだった。

夢は1週間続いた。しかも、見るのは夜だけ。昼寝しても、他の夢しか見なかった、わ
そして、6日目の昼に眠った時 見た夢がこれまた不思議だった。何も無い真っ白な空間で、祝詞の人と2人きりでお茶していたんだ。

僕「あの夢のせいでまともに眠れないんだよ……本当、なんなの?
もうやだ……」
祝詞の人「ふ〜ん」
僕「興味を持てよ!」

あまりに素っ気ない態度だったから、思わずつっこんでしまった。だけど、急に真顔になって

祝詞の人「……絶対に、捕まんなよ」
僕「……うん」

目が覚めた時、何だか凄く嬉しくて安心したのを覚えている。そして、夜になった。いつにも増して強力な眠気が襲ってきた。