で、翌日の夕方。兄さんが枠を開いてマジで戦利品公開してた。何かあったらやばいし、僕は様子を見に枠に入った。凸にあがらせてもらい直接話しをしながら戦利品の公開を見守った。
すると、兄さんが茶封筒を開き中身を取り出す音がした。そして、枠の背景が変わる。それは、切り離したノートで女性の上半身だけのイラストが描かれていた。そのイラストは、例えるならホラー映画で子供が書く不気味な絵
正にそんな感じだった。あと、端っこに【3日後】と書かれていたの。

見た瞬間、全身がゾワゾワっとなり僕はカーテンを閉め忘れていた窓に目を向けた。見なきゃ良かったと本気で後悔した。だって、そこには死装束を着た黒い髪の女性がずぶ濡れで立っていたんだ。
だから、すぐにカーテンを閉めた。心臓がうるさいくらいバクバクと激しくなっていた。あと、これは理由が解らないんだが絵を見た時頭に僕の頭に【姦姦蛇螺(かんかんだら)】って浮かんだんだ。理由はわからない。

僕は、枠で話をしながらパソコンを開き【除霊方法】を検索した。今なら、すぐにわかるんだけどね。そうしてる間にも兄さんは、次の中身を背景にした。
それは、ノートの切れ端で

【「〇〇ちゃんお父さんお母さん先生、みんなごめんなさい」】

そんな事が赤いボールペンで書かれていた。イラストも赤いボールペンで書かれていた。
もう絶対やばいと思った。【除霊方法】調べながら、本当に生きた心地がしなかったよ。