そして、また暫く無言が続いてたんだけどさ。静寂は急に打ち砕かれた。ちーんって金属同士がぶつかりあった様な音が鳴った。聞いた瞬間、背筋がゾクッとしたよ。

僕「は?え?なになに?!
今度は何?!なんの音?!?!」
兄さん「あ、悪ぃ(笑)なんか、今入った病室に仏壇が置かれてたからつい(笑)」
僕「え?まじで、今すぐ殺しに行ってもいい?」

兄さんは、僕の言葉を無視して2階へ上がっていった。後から知ったんだけど、鈴って日中は魔除になるけど夜は呼び鈴になるから鳴らしたらいけないんだって事。これを教えてくれた人に、廃墟で仏壇の鈴(りん)を鳴らしたバカが居たと話したら「その廃棄きっと、心霊スポットになってるよ……」って真顔で言われた。
でも、僕もそんな気がする。
1階は個室だったけど、2階は大広間みたいなとこに沢山ベッドが並べられていたらしい。

兄さん「広いな……わっ!」
僕「え?なになに?!」
兄さん「いや、……え?風もないのに、箸が落ちた……え?何で?」

兄さんもテンパってて、僕は電話越しだったがめちゃくちゃ怖かった。すると、

兄さん「なんなんだよ…………あ、財布あった。
俺帰るは、一旦切るな?」
僕「え?あ、うん」

テンションがいきなり戻って通話を着る兄さんに戸惑いながら「メンタル強!」っと思ったわ。
で、まぁその日はそれでおしまい翌日、僕は本当にやばい目にあいました(笑)バカ兄いつかころっ…………ゲフンゲフン。