僕「怖いわ!静かに探せ!?てか、さっきシャッター音したけど何撮ったの?!」
兄さん「え?あ、悪ぃ悪ぃ(笑)ん?ああ、マネキンだよ。明日の枠のサムネにいいかなって……」
僕「……<ダメだこいつ早く何とかしないと>」

そこから暫くは、一応静かになって次の病室に移動した時ベッドの下を覗いたらしい兄さんが何かを見つけた。

僕「お?財布あった?」
兄さん「ん?いや、違う。なんか、茶封筒が落ちてた……(開いて中身を確認する音がした)やば、〇〇。
めっちゃ良いこと思いついた」
僕「絶対にあかん事だと思うけど、聞いてやろう。なんだ?」
兄さん「この茶封筒を明日の枠で戦利品として公開する!」
僕「……………………兄さん」
兄さん「ん?」
僕「いっぺん死んだら、そのバカは治るか?」
兄さん「いや。多分無理(笑)」
僕「…………わかった。でも、それ以外の物は一切触るな。何も持ち帰るな。いいな?」
兄さん「ういっす」




僕は、半分諦める事にした。でも、あんなことになるなんて思わなかった。わかっていたら全力で止めた。

正に、後悔先に立たずだよ。