間違えて途中送信しちゃった(笑)

届いたメッセージの内容は「自分の配信で小説を朗読させていただいてもいいですか?」そう言われ、僕は喜んで快諾。そして、配信アプリをインストールして朗読を聞きに行ったんだ。男性とは、それきりだけど、1週間してから再び配信アプリを開き枠巡りをしていた。

様々な人の話を聞くのが楽しくて色んな枠に片っ端から行きまくってたよ(笑)まぁ、出入りは自由だしね。
そんな時に、自分より少し年上の男性リスナーさんと仲良くなって連絡先を交換したんだ。

長女だった僕は、兄って存在に凄く憧れてたから男性の事を「兄さん 」って呼んでたよ。ある時、兄さんから変な連絡が来たんだ。

兄さん「明日、友人の財布を拾いに廃墟行ってくるわ」
僕「……は?」
兄さん「いや、なんかさ。理由はわかんないんだけど、廃墟に行ったらしいんだ。でさ、財布を落としてきたらしい」
僕「えっと……事情はわかった。でも、兄さんが行く理由は何?」
兄さん「それがさ。廃墟から帰ってすぐ、友人が謎の高熱に寝込んでいてだな……」
僕「何それ?B級ホラー映画の序章?」

聞いただけでもやばいのに、兄さん心霊とか一切信じてないからさ。それに言い出したら聞かないし……仕方ないから

僕「じゃあ、財布見つけたらすぐ帰りなよ?」
兄さん「わかってるって……あ、そうだ!実況配信したら面白いんじゃね?」
僕「やめろバカ!絶対すんなよ?!」

翌日、夕方すぐに枠が開かれてないか確認しちゃったよ(笑)