前にも同じこと言ったけど、その住み込みで働いてるKって爺さんと、30年間も働いてる疫病神の痩せこけた男、そいつに付き従うよう同じ髪型にしてる職人気質の老人…こいつらのせいでその販売店が「年寄りのサロン」みたいな感じになってるんだよ。

恐らくKって爺さんは俺みたいな、ゆとり世代をみると腹立たしくなるんだろうな。悔しいんだと思う。

まぁ、話を戻すが俺は2つの区域を配達してる訳だ。早く販売店に行って早く配達をする。毎日のように嫌そうな顔をしてくるKって爺さんと、威嚇行為をしてくる痩せこけた男に、我慢しつつ配達をすること3ヶ月くらい経った頃かな。

その痩せこけた男の威嚇行為が、徐々に徐々に激しくなってきた。

最初は、そうでもなかったんだけど段々と睨みつける、机をバンバン叩く、人の周りをウロウロして警戒すると威嚇行為のレベルが上がってきた。

とにかく神経が過敏…ちょっと変な行動を起こすと即座に睨みつけて威嚇してくる。んで常に怯えたように辺りをチラチラ定期的にみて警戒している。

隣で作業してるだけに、こいつのそばにいるのが無理になってきた。そんな俺はまた時間をずらして1時頃にボロい販売店に来るようになった。

だがここで、大問題が起きた。そうなのだ。遅く販売店に来てしまうと、実家の街の区域を配達する頃には、陽が昇って朝になってしまう。住民たちが起きだしてしまう時間帯だ…

案の定。いつもより販売店に1時間遅れてやってくることによって、実家の街を配達してる頃には、空が白みだしてしまったのだ。夏場だったから余計にだ。住民の何人かが俺に気付き出した。

住民「あれ?○○(スレ主の本名)じゃね??」