とりあえず話の続きをしようと思う。ID:zcJ9lGqR0も話を聞きながら都度、質問したり考察したりしてくれ。

……どこまで話したか…そうだ関西方面から実家に帰ってきて、Aの街で仕事始めた。その後に100キロ離れたところに住んでTとは分かれ、またAの街に戻ってきた。この辺りだね。


まずだけど、2ヶ月で辞めたっていうAの街での仕事の話をしたいと思う。この話が後々になって重要になってくる。


俺は関西方面から実家に帰ってきて、1年くらいプー太郎やってた。弟はもう小学4年くらいで、バスケもし始めて友達もできてたから、もう俺にはそこまでべったり付かなくなってきた。

母親も仕事を始めてたらしく結局、家には俺と祖母、妹くらいしかいない。

やはり仕事をしないと虚無感が襲ってくるんだよね。だから俺は、ゆるくAの街内で仕事を探してた。


まぁ、実家から車で5分くらいのところに、小さな室内でコソコソ作業するような薬品系の工場があったのでそこで仕事し始めることになった。

職場の人間の9割方がAの街の出身者で、ほとんどが30〜40代中心だった。

その工場の監督というか、作業全般のリーダーみたいな人がHという人で、俺の実家の近所に住んでる人だった。

その職場なんだけど端的にいうと気持ちが悪かった。

休憩時間中も、喫煙室に10人くらい棒立ちになってタバコ吸ってるんだけど終始無言。

ミラー越しで俺が作業していると、目の前をギャル2人が通ると、ワザと俺の目の前で立ち止まって、ニヤニヤ笑いながら手を振ったり、何度も前進→後退をして俺にアピールしてきた。