36のお陰で一個エピソードを思い出した。

22. 宗教的な何か。

前述の「管理区域」の最小単位である区域の中で、我々の文明は割と端っこの方に存在している。
なぜか、「齧歯類」はキリスト教徒そっくりの宗教を信仰しており、政治とうまく結びついている。
まぁ、現在の欧米諸国と似ている感じ。
で、我々の世界のキリスト教をうまく融合させるために、キリスト教圏に対してもロビー活動をしている。
よくわからない電波的(電磁波としては波長のかなり長いような辺り)なものを衛星軌道から各地のターゲットに対して
照射して夢的なものでキリスト教信者の信仰心を「祝福」している。
しかも、その衛星軌道に上げるための設備はうちの病院の屋上にあり、私も手伝わされたが、
動力はイマイチ不明、ふわ〜っと上がってって起動に入ったところで、我々的に理解しやすい制御機器で制御する。
動力源は謎の超高出力電池でサイコロぐらいの大きさでDC500Vぐらい出てる。衛星の大きさは
50CM四方ぐらいで、長波長の電磁波を割とピンポイントで流すために4こ(6個だったかも)の衛星を
起動に入れてそれらをワイヤーで繋いで低波長の電波に指向性を出して地上に照射する的な仕組みだった。
そのへんの仕組は我々の文明レベルとほとんど同じで、笑ってしまった記憶が鮮明。

でまぁ、それはそれとして。

で、「区域」の端っこニイチする我々に対して、隣の「区域」しかも「上部括りも別」の
区域と隣接しているようで、どうもそっちの連中は、私の印象(隣の区域の「祝福的ななにか」を照射されたことがある)では
バリとか東南アジアの土着宗教的な風味の宗教を信仰しているのだけど、
テクノロジーは「齧歯類」と同等かそれ以上のものを持っている連中で、
区域の端っこであることをいいことにゲリラ的に地球に来て布教活動をまれにすることがある。そのときに
上記の印象を受けたという次第。

で、齧歯類がクレームを付けてる場面に何度か遭遇した。